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〈日常の中でどれだけ愛を示していますか?〉

執筆者の写真: 土方 奈々絵土方 奈々絵


この記事は、

過去のニュースレターのアーカイブとして公開しているものです。

原則として、配信当時のそのままを載せています。


 


こんにちは!

アトラクションコーチの土方奈々絵です。


 

2月6日(日)に牛島日出男先生のZoom会でお話しした

『生き方の指針としての人間性回復運動とアトラクション・プリンシプル』の内容を

引き続き書いていきます。

今日は2つめの「愛」についてです。

 

  

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◆人間性回復運動との共通点②愛◆

 

さて、うっしー先生の人間性回復運動とアトラクション・プリンシプルの共通点として

「3つの充分(充分学んでいるか?充分愛しているか?充分使命を果たしているか?)」

を感じていたものの、一番ダイレクトに「これです!」と挙げにくかったのが「愛」でした。

 

辞書で「愛」という言葉を調べてみると

対象が家族、配偶者、友人、人類、物などと幅広く、対象によって定義も異なり、

どの観点から考えるかでまず悩みました。

 

アトラクション・プリンシプルの各原理原則に焦点を当てても

「愛」についてものすごく強調している部分は特にありません。

しかし、本に挿入されているアセスメント(現在の傾向を知るためのチェックリスト)には

私たちに「愛」は必要だと感じられる箇所がたくさん出てきます。

また、本文にもそこかしこに「愛」を感じる要素が散見しています。

 

そこで、私がアトラクションの中で常日頃から愛を感じている部分と、

うっしー先生との共通点に着目して整理してみると、

アトラクション・プリンシプルでの「愛」とは

『1人1人に関心を持ち、ポジティブな影響を与えること』

ではないかと思うようになりました。

 

 

①1人1人に関心を持つ

うっしー先生が実際に会われ、影響を受けたマザー・テレサの有名な言葉

『愛の反対は憎しみではなく無関心です』 

を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。

裏を返せば、愛することは関心を持つことであるとも読み取れます。

 

本の中で、トマスもマザー・テレサの言葉を引用しています。

『リーダーを待ってはいけません。1人でやりなさい、直接1人1人に。』 (「ステップ6.他者に奥深く影響を与えなさい」引用文, The Portable Coach)

一見、リーダーシップについて述べているようではありますが

最後の「直接1人1人に」の部分が肝要です。

自分と「他者」のように相手をざっくりと扱うのではなく、

家族、友人、見知らぬ人など誰であれ、

目の前のAさん、Bさん、Cさんというように

1人1人を見ていくという姿勢について述べています。

 

私のうっしー先生の第一印象「愛と学びの人」の「愛」は

まさにこの「1人1人に関心を持つ」を体現されているのだと思います。

 

トマスもあるアセスメントでこう問いかけます。

Q.会話の中で…

『相手の興味を引こうとしていますか? それとも相手に興味を持っていますか?』 (「ステップ6.他者に奥深く影響を与えなさい」コミュニケーション・スタイルを向上するための100の方法, The Portable Coach)

 

あなたもつい相手の興味を引こうとしてしまいませんか?

そうであっても、それが悪いということではありません。

私たちは誰もが、自分に関心を持ってもらいたいと思っていますから。

自分に関心を持ってもらえるのは嬉しいですよね。

 

ということは、相手も関心を持ってもらいたいと思っていますし、

関心を示されれば嬉しくて愛情を向けられていると感じるのではないでしょうか?

 

(なお、相手に関心を持てるようになるには

「自分に関心を持ってもらいたい」という気持ちを脇に置くことが必要です。

少しコツが必要ですが、アトラクション・プリンシプルを実践していくうちにできるようになります) 

 

 

②ポジティブな影響を与える

これについては、本の中からいくつかトマスの言葉を紹介します。


『すべての人—配偶者、クライアント、事務員、知人たち—を同じようにポジティブに、尊敬して、愛のある態度で扱っているか?』 (「ステップ4.すべての領域で超大な蓄え を築きなさい」蓄えの指標, The Portable Coach)

これは「蓄え」つまり「自分に余裕を持つ」という原理原則に付随しているアセスメントで、

人間関係に関する指標としてこの問いが出てきます。 

あなたは自信を持って「はい!」と答えられますか?

まさに私たちの「愛」をどう他者に示しているかを量る指標ではないでしょうか?

アトラクション・プリンシプルにはこう言った考え方がベースにあるのを感じています。

 

『その人が発達の道筋のどこにいるかにワクワクしなさい。他の人たちが人生の道筋のどこにいるかを喜べる広い心が必要だ。そして、その広い心がある自分自身がどこにいるのかを喜べるさらに広い心が必要だ。』 「ステップ22.無条件に建設的な人間になりなさい」No.6, The Portable Coach

これは他者に対する愛だけでなく、自分自身に対する愛をも感じる一文です。 

前回お話しした「学び」にも関連しますが

『私たちはみな学び進化のプロセスにいる』という見方に、大きな愛を感じます。

 


そしてもう1つ、私の生き方の指針として紹介した、

「コーチングを日常の中でどれだけ実践しているか?」も思い起こします。

 

私が原著『The Portable Coach』を日本語に訳するにあたって協力してくれた

パートナーであり友人でもあるレスリー・ニールセンさんは

ご自身の誕生日のお祝いに毎年寄付先を選んで「寄付をお願い!」とリクエストします。

今年はアルツハイマーに関する研究支援をしている団体でした。

彼女は常日頃、国際情勢や社会問題に関心を持っていますが、

関心を持つだけでなく実際に行動に起こしていて

その姿勢に触れる度、彼女の中にある「愛」を感じます。

 

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今回は、「愛」を感じる部分についてご紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

目の前の1人1人に関心を持ち、ポジティブに関わる。

うっしー先生と人間性回復運動との共通点から明確になり私もとても嬉しいです。

 

 

それではまた!

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