本当の自分を出せる場と仲間
- 土方 奈々絵

- 4 日前
- 読了時間: 4分

先週末に、パーソナルファウンデーション合宿に参加してきました。
トマスが残した『パーソナルファウンデーション・プログラム』。
日本では現在、「10の柱」の10テーマを扱う場は度々開催されていますが、
全24レッスンすべてを扱う機会は見当たりません。
近藤真樹コーチを迎えて24レッスンを網羅しようという試みは、
2022年夏に始まり、第13回目で最終回を迎えました。
毎回、いろいろな気づきと学びが得られるのですが
今回一番刺さったのは、
自分の中に燻ぶる「自信のなさ」との付き合い方です。
前日開催のスキルアップ・トレーニングにも参加した際、
最上級のコーチ資格を持っている仲間の力量を目の当たりにして、
「自分はまだまだだなぁ…」と痛感することがありました。
そういうことは今までも度々ありましたが、
ここ数年は「まだまだである自分」を冷静に受け止められていました。
ところが、今回は久々に自分の不甲斐なさに凹んでいました。
「優秀でありたい」ニーズが満たせていなかったのかもしれません。
翌日、プログラムの全体シェアの場でこの話をした際、
真樹さんからの
「自己嫌悪はうぬぼれ、自分はできると思っているということ」
というコメントに非常に納得しつつも、
「ああ、でも自己嫌悪は辛い!なくしたい!」と呟いていました。
うすうす、
20代のころ仕事で自信を喪失した体験に鍵があるかもしれないと感じていたので、
夕食で隣になった先輩コーチにその話を聞いてもらいました。
また、私のシェアに対して感じたことを直接伝えに来てくれた方もいました。
おかげで、
私の中の「自信なし子ちゃん」はだいぶ落ち着き
改めて自分が俯瞰できるようになりました
20代のころに始まった自己嫌悪。
自分が嫌で嫌で、「嫌だ」と思う感情そのものも辛くて嫌でした。
「自分を受け入れることだよ」とアドバイスをもらっても
「じゃあどうすれば自分を受け入れられるの!!!」
と悶々としていた記憶があります。
あの頃からずっと、「自己嫌悪」をなくしたいと思ってました。
でも、多分…
自己嫌悪は一生なくならないんじゃないかなぁ…。
子どものころは、勉強ができて当たり前。
テストで100点が取れない子に「なぜ取れないの?」と疑問に思っていました。
裏返せば「自分はできる」「できるのが当たり前」と思ってました。
根拠のない自信があるからこそ自分でいられて、
「できていない」自分に落ち着かない感覚があります。
まさにニーズ(=自分が最高の状態でいるために必要なもの)です。
「卓越したもの」に惹かれる自分もいます。
例えば、素晴らしい工芸品などで職人技を感じたり、
卓越した技に触れるとテンションが上がります。
私の価値(=心惹かれて自然とやることで周りにも提供できるもの)の1つだと思います。
そして、
ストレングス(強み)の中で「最上志向」は10位。
最高レベルを目指していくマインドは私の強みの1つだとしたら、
「自分はまだまだ」と思うのはある意味当然のこと。
だとしたら、これはもう、
一生「自分はまだまだ」を持ち続けることになるよね~。
だから、「自信なし子ちゃん」をケアしてあげる(=自分でニーズを満たす)ことが大事。
「私ができていること」に気づいたら、教えてもらうよう周りにリクエストする
ことに加えて、
自分が「できていること」にもちゃんと目を向け、認める
人と比べない…自分だからこそできることを磨く
できていないことで生じる問題があるか考える(=多分ない)
など、自分のニーズを満たすための手札が増えたのは大きな収穫でした。
この学びの場に参加した最大の収穫は、
何でも言える「場」と「仲間」です。
今回、初めて会った方に
「素直な方だと思いました」と言われました。
ネガティブな感情も素直に出そうと意識していることもありますが、
それを許してくれる場や仲間がいるからこそ、できることでもあります。
批判や否定をすることなく話を聴いてくれる。
関心を寄せてくれる。
思ったこと、感じたことを率直に教えてくれる。
愛のある痛いフィードバックもくれる。
本当にありがたい場であり、つながりでした。
改めて、真樹さん、運営の皆さん、
一緒に学びを深めてくださった皆さんに感謝です。
このシリーズは今回で終わってしまいましたが、
来年からは、ファウンデーション+αを扱う新しい場が始まるとのこと。
新バージョンの学びの場を今から楽しみにしています。
あなたが本当の自分を出せる「場」や「つながり」は何ですか?
それではまた!




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