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ゆとりを持って変化に対応する



12月に入りましたね。 毎年12月を迎えると、1年はあっという間だなぁと思います。



さて、実は9月から両親、特に今年米寿を迎えた父の介護で 週に2回ほど、片道2時間弱を往復して実家に通っています。


転んで怪我をしたため車椅子を手配したり、 薬の副作用で食事が摂れなくなったため食べられるものを手配したり、 トイレで失神してしまい慌てて救急車を呼んだり。


命に別状はないものの、 次から次に起こることにハラハラしながら対応して、 ひとまず落ち着いたと思ったら 両手ですくった水が指の間からこぼれ落ちるように また次のことが起きて父の状態が悪くなっていく。


私の方も時間的にも体力的にも精神的にもバランスが崩れ、 まさに統合性がとれていない状態が続き、 あっという間に3ヶ月が経ちました。


先週くらいから父がようやく持ち直し始めたのを感じ、 ほっとしている感覚を味わっているところです。

 

この数ヶ月、自分の中で色々なことが起こり、 それをみなさんに共有したいと思いつつ それをなかなか書けずにきました。


改めて自分の状況を振り返ると、 自分のことに精一杯で、人に何かを分かち合う余裕がなかったのだと思います。 本当にゆとり/余裕がある状況を整えることの大切さを改めて実感しました。


特に、文章を書くことは、私にとって創造的な活動です。 この期間は勉強会のテキスト作成もなかなか進みませんでした。 本当に創造的になるためにも、ゆとりは必要。 いかに自分にゆとりを作るか、そのための蓄えを築くか。 それが今の課題だと思っています。



また、仕事も含めて優先順位をどうつけるかも、 最初のうちは本当に迷いました。


両親に使う時間が急激に増えたことで仕事にも支障がありました。 ちょうど新しい活動を始めようと動き出したばかりだったので、 既存の活動&新しい活動と、プライベートな時間のやりくりに悩む毎日。 自営で時間の融通が効くからこそ両親のケアをする時間が捻出できるとはいえ、 自分の人生のバランスをどう構築するか、モヤモヤと日々模索してきました。


2人が心配だし、できることはしてあげたいと思う一方、 わがまま?を言う父に「いい加減にして!」 「私にも仕事があるんだよ!」とキレそうになったことも…。


そんな折りに参加したファウンデーション合宿。 ついつい頭で考えてしまって 自分の心の声が聴けていないことに気づきました。


仕事はもちろん大事だけれど、 家族を大事にしたいという自分の気持ちを ちゃんと優先させてあげられるようになったら、 まだまだ課題は山積みだけれど 肝が据わって落ち着いていられるようになりました。

 

どれだけ自分を完璧に整えたとしても、 環境が変ればそれに対応するため、再構築が必要です。


生物が自然環境の変化に合わせて進化してきたのと同じように、 柔軟に自分の体勢を変えられるようになることは、 アトラクション的には大事な観点です。 私も進化すべく、引き続き再構築を楽しんで取り組みたいと思います。



環境の変化に合わせて

自分の「何」を「どう」変えていきますか?



来週、オラトリア『メサイア』のステージに乗ります。 世の平和を願って、心穏やかに歌いたいと思います。


それではまた!


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