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〈ゆとりを持つためにパターンをシンプルにする〉

執筆者の写真: 土方 奈々絵土方 奈々絵


この記事は、

過去のニュースレターのアーカイブとして公開しているものです。

原則として、配信当時のそのままを載せています。


 


こんにちは!

コーチ・カリエレの土方奈々絵です。

 


認知症だったお義母さまの『介護(の中でも特に生活のケアをすること)』は、

ある日掃除や洗濯をした形跡がないことに気づいたことから始まりました。

 

溜まった洗濯物を見かねて代わりに洗濯をしようとすると、「自分でやるから」と露骨に嫌な顔をされ…。

(とはいえ、そのまま忘れ去られてしまうので、洗濯物の山は増えるばかり)

お義母さまが週2日、半日ほどデイサービスで家を空けている間に私がこっそり家事をすることにしました。

 

正直、私は家事は得意ではないので、家2軒分の掃除と洗濯をやることに負担を感じていましたが

お義母さまのガス乾燥機を使ってみると、思いのほか洗濯物が早くしっかりと乾くことにびっくり!

それ以来私たちもガス乾燥機を使わせてもらい、洗濯の手間が楽になったことに大喜びしました。

 

 

ところが、その仕組みを回し始めてすぐ、今度は私が右腕を骨折してしまいました。

家2軒分の家事に3人分の食事のケアは、昼間仕事に出かけている夫1人ではとても回しきれず…。

私たちは家政婦を依頼することにしました。

 

驚いたのは、家政婦の皆さんが掃除も洗濯もお料理も、何の苦もなくサクサクやってくださること。

お仕事だから当たり前といえば当たり前なのですが、

家事が苦手な私からすると「すごいなぁ…!」と思うことしきり。

私自身の怪我が良くなってからも、お義母さま側の掃除や洗濯を引き続きお願いしたおかげで

心身共に楽に感じたのをよく覚えています。

 

 

トマスも自分がやるべきことを他の人に任せるよう勧めています。

  

「確かに、あなたは自分自身の家をきれいにすることができる。 何人かの人々はある家事が瞑想のようなものであることに気づく。 しかし、それらが創造的な時間にいくらかでも負担を掛けるなら、それらを外注しなさい。」 (「The Portable Coach」Step24. すべてをシンプルにする / Simplify Everything:No.9)

 

「ゆとりはあなたの進化にとって贅沢な付属品ではない—必需品である。」 (「The Portable Coach」Step24. すべてをシンプルにする / Simplify Everything:No.3)

 

 

さて、我が家では「洗った洗濯物を1つずつ手で拡げて干す」という複雑なパターンから

原則「洗ったら乾燥機に放り込むだけ」というシンプルなパターンに変わりました。

 

「ガス乾燥機」は我が家にはなくてはならない『必需品』となり、

夫とは「一度味を占めたら戻れない、堕落だね」と笑い合っていました。

ところが、仮住まい先で久々に洗濯物を1つずつ干すことになり、

改めてガス乾燥機のおかげで自分たちがゆとりを持てていたことに気づきました。

 

『ゆとり』を持つことの大切さを改めて実感し、

引き続き自分が持っているパターンをシンプルにして、ゆとりを増やしていこうと思っています。

 

 

もっとゆとりを持つために、

あなただったらどんなパターンをシンプルにできますか?

 

 

 

 それではまた!

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