今週、私が主催しているオンライン・クラスで
「遅滞をなくす」というアトラクション・プリンシプルを扱いました。
それで思い出した古いブログがありますので、一部修正加筆してシェアします。
あなたはToDoリストを使っていますか?
社会人になって効率的な仕事の進め方を試行錯誤し始めたときから、
私にとってToDoリストは欠かせないものでした。
営業職からコンサルタント職、事務職と仕事が変わっても
その都度どうやったら効率よく仕事が回せるのか?が悩みの種。
もともと手帳好きだったことから、いわゆる「手帳術」に凝りだし
スケジューリングとタスク管理を試行錯誤しては、
年に2回も手帳を買い替えることもありました。
ある時、スティーブン・コヴィー氏の「7つの習慣」を紹介されて読み、
「自分の価値観に沿って生きる」というコンセプトに非常に感銘を受け
フランクリン・プランナーを使いだしました。
そのメソッドは、自分の価値観を明確にし、自分の役割を定義し、
それに沿って日々タスクリストを書き出し、優先順位をつけて行うというもの。
自分にとって大切なことに時間を使うことを優先するというコンセプトです。
毎日10分、週に30分、手帳に向き合い、自分に向き合う時間をとる。
これ自体はとても素晴らしいことなのですが…実はなかなか続きませんでした。
精神的に、日々多忙な中で自分に向き合う時間を取るのは難しく、
結局はタスクをどう効率よくこなすかを考えるのが精いっぱい。
まず、やるべきタスクを全部書き出して、それに優先順位をつけて。
毎回消化しきれないタスクが残り、ToDoリストか空になって消えることはありません。
自分が一杯いっぱいな感じになって、
しまいには、タスク管理も面倒になって放り投げたくなる始末。
たまに思い直して、推奨されている使い方に沿って手帳に向き合うのですが、
いつの間にか単なるスケジュールとタスク管理のツールに逆戻りしていました。
実はここ数か月、
そうやって15年以上使ってきたフランクリン・プランナーを手放しました。
今はデジタルのスケジューラーとタスク管理のアプリを使っているのですが、
改めて痛感しているのは「ステップ12.遅滞をなくしなさい」の言葉です。
『To-doリストの一覧を維持管理しないようにしなさい』
“Step12 Eliminate Delay.” No.3 Title, The Potable Coach
『To-doリストは過去と未来についてであり、現在についてではない。 そうだろう? だから、アトラクション[引き寄せ]と好機が主として現在に起きるなら、 To-doリストはまさにそれらの邪魔をする。』
“Step12 Eliminate Delay.” No.3 , The Potable Coach
フランクリン・プランナーを使っていたときは
まさにToDoリストと向き合っていて、「今」に意識が向いていない状態。
過去のこと、未来のことにばかり目が向いていた感覚だったなぁと思い起します。
今、私のToDoリストは忘備録です。
向き合って、消し込んでいくものではありません。
以前はToDoリストに書いて後回しにしていたようなことも、
やれることはその場でやって完了してしまう。
そうすると、とにかく今やってしまいたくなるので、
自然と色々なことが前倒し傾向になります。
何をやるにもぎりぎりガールズだった私が
今までよりも早く行動を起こせるようになっているのがとても不思議です。
そして、このやり方に変えてから、
これまで私は「フランクリン・プランナーを
上手く使いこなせる人にならねばならない」と思っていて
上手く使えない自分はダメだなぁと感じていたことに気づきました。
…なんだかものすごいエネルギーの無駄使いをしていたように思います。
今はそこから解放されて、軽やかな気分でいることが増えています。
「あれをやらねば」「これをやらねば」と気が重くなって、
足取りが重くなっていた時よりも
より活動的になっているのを感じます。
引き続き、フランクリン・プランナーは素晴らしいツールだとは思いますが
私にはトマスのやり方の方が性に合っているようです。
あなたがより早く行動を起こすために手放せることは何ですか?
このブログを書いたのは2019年10月、約5年前です。
今も引き続き、オンラインのToDoリストを備忘録として使っています。
やるべき日にやることを忘れずにやれるように
時にはリマインダーを使ったりもしています。
意識しているのは、このリストに追加する前に
その場でできることはすぐにやること、
そしてそれをするだけの時間のゆとりを日常に持つことです。
もちろん時にはパツパツになることもありますが、
それは非常事態ということ。
日々ゆったりと暮らすことができるように
自分なりのバランスを常に探すことが大事なのかなと思っています。
それではまた!
댓글