夫の遅い夏休みで
1週間長野で過ごしました。
「長野」とは言ってもいわゆる北信。
今回は黒姫と木島平に拠点を置き
黒姫~野尻湖~飯山~木島平を行き来する日々を送りました。
他界したお義母さまのご縁でこの地を訪れてから
ほぼ毎年通っているおかげでお気に入りのお店もでき、
お店の人との会話からこの地のことを知ることで
ますます親しみが湧いてくるというサイクル。
ウィーンも大好きな街ですが
この北信も大好きな地域になっています。
お店でおしゃべりしている中で
私たちが東京から来ていると告げると、
「私もです」という方が数人いらっしゃいました。
ご結婚などでこの地に移り住み、
今や「地元の人」なのですが
東京とこちらの違いを踏まえて色々教えてくださり
とても興味深いお話を度々耳にしました。
今回、そのうちのお1人のお話がとても印象的でした。
『雪が降るときに、車のタイヤをいつ替えるか、
そのタイミングが難しいんです。
スタッドレスは雪がないときは道路を痛めるので、
なるべく雪が降ったその日に替えたい。
ある意味、東京にはない危機感を感じて暮らしています』
東京で暮らすよりも遙かに自然を感じて、
自然とともに暮らしているのだな、
とそのお話を聞いて思いました。
黒姫童話館でちょうど開かれていた
似た感覚を味わったのを思い出しました。
東京で暮らしていたご夫妻が
黒姫の自然に惹かれ、移り住み
その自然を描いた数多くの作品はとても素晴らしいものでした。
特に和子さんの落葉のイラストはまるで本物のよう。
その技術にも驚きますが、なにより
ふと目にした落葉からこれだけのものを感じ取っているからこそ
表現できる芸術なのだと思い至りました。
ふとした落葉の美しさに目を留めるほど。
私は日々身の回りのものを感じているだろうか?
と問いがずっとついて回りました。
あなたは普段
どれだけ自然を感じ取っていますか?
つい目の前のことに意識が向いてしまいがちですが
もっと自然を、もっと自分の環境を感じ取るという感覚を
大事にしていきたいと思います。
それではまた!
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