この記事は、
過去のニュースレターのアーカイブとして公開しているものです。
原則として、配信当時のそのままを載せています。
こんにちは!
コーチ・カリエレの土方奈々絵です。
連日、ラグビーワールドカップの話題が聞こえてきますね!
実は私、基本的にスポーツに興味がない方でして
今回のワールドカップも日本で開催されるのは喜ばしいと思いつつ、
特に興味を持ってはいませんでした。
ところが、たまたまTVを見たら、ちょうど試合が始まって、そのままぼーっと見ていたら…いやぁおもしろい!!
ラグビーのルールもよくわからないまま、攻防戦に見入ってしまいました。
どのスポーツにも言えることですが、トップクラスのアスリートのゲームやパフォーマンスは本当に魅力的です。
そして、そこに至るまでの努力や経緯は多くの人を惹きつけます。
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私は子どものころから、漠然と何かの専門職の仕事に就きたいと思っていました。
母親から「公務員や先生みたいに、結婚してからも働けるような仕事に就きなさい」と言われて育ち、
女性が働き続けるなら、資格を取って専門職で働くのがいいのではと思うようになりました。
大学で司書資格を取るも司書の求人がなく、図書館用品・設備メーカーの営業職に就職。
その時は、司書とは違う意味での図書館の専門家になろうと思いました。
卒業旅行先のヨーロッパで図書館を見学し、入社後も休日に同期の仲間と最新の図書館を見学に行きました。
家具や内装について勉強するために、インテリアコーディネーターの学校に通ったりもしました。
大学職員時代は「スーパー事務員」になるべく、手作業やワード・エクセルなど仕事のコツを先輩から教わりました。
また、担当業務が1-2年で変わってしまう中、「プロの大学職員が身につけるべきものは何だろう?」と考え、
外部研修に行かせてもらったり、他部署合同で若手職員を集め勉強会をやったりしました。
もともと学ぶことが好き、ということもありましたが
常に「働き続けるためには、自分を磨かなくては!」という想いがあったのは確かです。
コーチという「専門職」にもとてつもなく惹かれました。
コーチングを学ぶ際にも「自分磨き」はエスカレート、色々な勉強会に顔を出すうちに、
だんだんと学ぶ領域を拡げなくてはいけないのではという気になってきました。
「◯◯コーチング」といったあるテーマに特化したもの、NLP、カウンセリングなどなど…。
金銭的に時間的にも余裕がなかったので手は出しませんでしたが、
「もっともっといろいろと学ばねば!」と内心焦っていたように思います。
そんな時、あるコーチングの勉強会で主催者のTコーチがこんな話をしました。
「コーチングって奥が深いよね。
いろいろなものに手を出している人が多いけれど、
僕はコーチングだけでもまだまだだから、もうコーチングだけ。」
その時、「ああ、プロになるってこういうことだ」と思いました。
「私はコーチングをどれだけ極めているのかな?」と内省しました。
それ以来、自分のコーチングを磨くことに絞って学びを進めていくうちに、自分の強みに意識が向いて、
「自分だから提供できるコーチングを磨く」というフェーズに入っていけるようになりました。
ここでお伝えしたかったのは、様々な分野を学ぶことがNGということではありません。
意識の持ち方、視点の持ち方がとても重要だということです。
自分自身の何を提供することでお役に立てるのか?
他に代わりがいないくらい自分がお役に立てることは何か?
そうした方向で自分を高めていくことこそ、働き続けるコツなのだと今では思います。
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トマス・レナードも、仕事を極めていくことの重要性を説いています。
『成功する最も簡単な方法? 仕事でしていることで最高の人になりなさい』 (「The Portable Coach」ステップ25.天職を極めなさい/サブタイトル)
『有能はもはや目指すべき、ある偉大で高潔な物事ではない。(中略)スタート地点であってゴールではない。』 (「The Portable Coach」ステップ25.天職を極めなさい/前文)
何かに熟練している人は、それだけで周りの人々を惹きつけます。
そう、ただ単に「能力がある」「上手くできる」だけではだめ。
さらにその上の視点を持つことが必要だと言っています。
これは、会社員であっても同じです。
「今の仕事を通じて自分だからこそできることを極める。」
その意識を持って仕事にあたり、実績を積み重ねることが次のキャリアにつながっていきます。
キャリアコンサルタントとしても、そう確信しています。
あなたは、自分の仕事で何を極めていきますか?
それではまた!
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