top of page

素早く変わるには



昨年に引き続き、

今年もメサイア演奏会で歌うことになりました。


「メサイア」とはキリストの一生を描いたオラトリオ。

「ハレルヤ・コーラス」はあなたもご存じのことでしょう!


私は中高生の時にクリスマス礼拝で毎年ハレルヤを歌い

それがきっかけで合唱をやりたいと思うようになりました。

大学では毎年メサイア演奏会にのり、

社会人になってからも数回メサイア演奏会で歌っていますので、

人生で一番数多く歌ってきた曲です。



昨年から参加しているのは母校の演奏会。

毎年、指揮者とソリスト以外は学生が運営・演奏するのが特色です。


合唱は学生以外にも一般枠があり、

合唱は初めての学生さんから社会人、

リタイアされたおじさま/おばさままで年齢層は幅広く、

私のようなグリークラブのOBOGや母校の関係者もいれば、

全くゆかりのない方も参加出来るので、

本当にいろんな方と一緒にハーモニーを紡ぐのも楽しいです。


そして、

毎年メンバーが入れ替わるのが学生団体の宿命で、

伝統を受け継ぎつつも、毎年1から音楽を作る感覚があります。

演奏も、音楽も、団体としてのまとまりも、

本番までにどのように発展していくのかも楽しみの1つです。


特に今年は指揮者の先生が替わったこともあり、

どんな風に音楽を作っていくのか、ドキドキ感が増します。


 

最初の頃は合唱だけ、オーケストラだけで練習をするのですが、

先日、今年初めて合唱とオケの合わせ練習がありました。


見たところ、今日のオケはほぼ学生さんらしく、

それに対して合唱は一般参加者のおじさまおばさまが大多数。

先生の去年までとはまた違うご指導、味付けのもと、練習が進んでいきます。


私がオケのみなさんに感心したことは

先生が「ここはもっと〇〇して」というと

その後すぐに音が変わること。


先生の意図を読み取り、

素早くそれに沿った演奏ができるのは

しなやかで、吸収力が高いということ。

素晴らしいなぁ!!!

学生さんのこれからの成長がとても楽しみになりました。



反面、私は先生のご指示通りに歌うことに苦心しました。


実は私、メサイアの合唱パートはほぼ暗譜で歌えます。

それはつまり、「私なりに歌う癖」も付いているということ。


先生の指示を意識してやるものの、上手くできなかったり、

さっきはできたのに2回目でやり忘れたり…

と自分のふがいなさに少々あきれてしまいました。


 

 

若い時は未熟かもしれませんが、

すぐに吸収し、柔軟に自分を変えやすいとも言えます。

なにより、すぐさまに自分を変えることができる人は成長も早いです。


一方、年を重ねれば熟練するかもしれませんが

良くも悪くも癖がつき、変えようとすると苦心する…

ということなのだと思います。



あなたが素早く変わることを妨げているものは何ですか?





最新記事

すべて表示

Kommentare


bottom of page