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〈そのモチベーションは必要?〉

執筆者の写真: 土方 奈々絵土方 奈々絵


この記事は、

過去のニュースレターのアーカイブとして公開しているものです。

原則として、配信当時のそのままを載せています。


 


こんにちは!

コーチ・カリエレの土方奈々絵です。

 


あなたは、自分のモチベーションを上げる方法を知っていますか?

 

私はコーチングを学び始めるまで、モチベーションを意識したことはほとんどありませんでした。

だから、

「モチベーションが上がるのはどんな時ですか?」

「モチベーションを保つためには何が必要ですか?」

などと質問されると、答えに窮していたのを覚えています。

 

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 

 

数年前、コーチ仲間と「『ポータブル・コーチ』をちゃんと読みたいね」という話になりました。

この本は日本語訳は出版されていますが、訳されていないステップや箇所が数多くあります。

だから、原著を読みたいけれど、英語がネックで1人ではなかなか読めずにいました。

仲間うちに英語に堪能な人がいない中、分厚い英文の原著をどうやって読むかが問題でした。

 

以前セミナー準備のためにトマスの文章を翻訳した経験に後押しされ、私は「翻訳する!」と宣言。

私が翻訳した拙い資料を使って、毎月読書会を開催することになりました。

そして、どういうことが書いてあるのかをみんなで喧々諤々しながら理解を深めるうちに、

私はこの本の素晴らしさを改めて多くの人に紹介したくなって、EMC勉強会をスタートしました。

 

 

最初のころは「何が書いてあるんだろう?」というワクワク感がモチベーションだったのだと思います。

英文を読む難しさも、毎月A4で10ページ前後もある量を訳す大変さも、さほど気になりませんでした。

 

ところが…

自分でも勉強会を始めると、翻訳の見直しなど作業が増え、資料の準備に追われるようになりました。

だんだんと、翻訳作業に着手するのが億劫になっていき、勉強会に間に合うように翻訳を終わらせるので精一杯。

書いてあることの意味を考える余裕はなく、翻訳作業に心苦しさを感じるようになりました。

 

そんな矢先、右腕を骨折してしまいました。

読書会も勉強会もお休みにさせていただき、手術と療養に入りました。

1カ月くらいでキーボードを1つずつ叩くレベルには復活したので、

なんとか翻訳作業を進めようとパソコンに向かうも、集中力がまったく続きません。

 

あらためて「引き寄せの原理原則」に立ち返り

無理にやろうとせず、私が「やりたい!」と思うまで寝かせてみることにしました。

 

読書会のメンバーやマイコーチと話したり、

(今翻訳チェックをお願いしている)レスリーさんとのご縁があったり、

時間を置いて改めて自分が訳した資料を読んだりするうちに、

「やっぱりこの本を読みたい、何が書いてあるのかを知りたい」という気持ちが高まってきました。

 

ところが、今度は認知症の義母の様子が変化してきて、介護の負担が増加。

身体は回復しても、気持ちの上で余裕が持てなくなりました。

ケアマネジャーさんと協力し支援体制が整ってようやく、自分の活動を再開することができました。

 

 

この経験から学んだことは2つ。

  • 自分を追い込むようなモチベーションは長く続かないので、自然に心惹かれるエネルギーを大事にする。

  • たとえエネルギーが十分にあっても、自分が整っていなければ行動できない。

 

今は「心惹かれるエネルギー」を大事にした活動を心掛けているからか、

翻訳作業に以前のような心苦しさを感じることはありません。

 

 

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トマス・レナードも、「引き寄せの原理原則」の中でこのことを述べています。

 

『人生ではどこかに自然な吸引力がある—あなたのエネルギーを活発にし、いい気持ちにさせる何かが。 自分自身を前進させようと努力する代わりに、それを識別し、とにかく流れにしっかりとしがみつきなさい。』 (「The Portable Coach」ステップ11.自分を前に吸引させる真空を創り出しなさい/No.1)
 『より超伝導的になることは真空を創り出す』 (「The Portable Coach」ステップ11.自分を前に吸引させる真空を創り出しなさい/No.2)

 

 

モチベーションを上げることも大事だけれど、

自然と自分のエネルギーが上がることに焦点を当てていけば、

そもそもモチベーションなんかいらないのかもしれません。

 

 

あなたのエネルギーが上がるのは何に触発された時ですか?

 

 

それではまた!

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