この記事は、
過去のニュースレターのアーカイブとして公開しているものです。
原則として、配信当時のそのままを載せています。
こんにちは!
コーチ・カリエレの土方奈々絵です。
コーチングを学ぶ中で、
最初にいつこのフレーズを見かけたのかはもう覚えていないのですが、
とても心に刺さる言葉があります。
『自分以外の誰かになろうとしない』
あなたはこの言葉を読んで感じるところはありますか?
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「もっと自分を出せばいいのに」
正確な言葉はさておき、こうした意味のことを言われたことが何回かあります。
高校生から大学生にかけて、もう数十年も前のことですが
友逹にそう言われた当時は「何言ってんの?」と言われた意味が分かりませんでした。
言われたその時は自分を隠しているつもりも、偽っているつもりもなかったからです。
でも、思い返してみれば
高校時代の自分が嫌で、大学に入学してからは理想の自分になろうと振る舞っていたし。
(入学当初は理想の女の子らしいファッションを頑張っていたけど、
そういう苦しいことはやめよう!とカジュアルなジーンズを履いていったら
夏休みの間に何かあったのかと心配されたこともありました。)
20代のころは大人の女性に憧れて、バーに行ったり大人のファッションを目指したり。
(友達におばさん臭い格好と言われて落ち込んだこともあったなぁ。)
それもこれも、自分に自信がなくって、自分が好きになれなかったから。
「ありのままの自分を受け入れなさい」
「自分を好きになりなさい」
そう言われても、頭ではわかっていても、そうなりたい望んでも、
じゃあどうすればそうできるのか、ずっとわからないでいました。
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私がコーチングから得た最大のメリットは自分を知ることでした。
同時に、自分以外の人の視点や考え方を知ることで、他の人と自分は違うこと、
自分は自分らしくいていいのだということを少しずつ実感し、実践できたことでした。
『誰かのふりをやめなさい』 (「The Portable Coach」ステップ28.本来の自分であれ、人間そのものであれ/No.1タイトル)
『誰かになろうとするのをやめなさい』 (「The Portable Coach」ステップ28.本来の自分であれ、人間そのものであれ/No.2タイトル)
『役割によって定義されたり、役割を果たしたりするのではなく、自分らしくいなさい』 (「The Portable Coach」ステップ28.本来の自分であれ、人間そのものであれ/No.8タイトル)
自分の中にないものに憧れたり、他者からの期待を背負ったり、
誰もが本来の自分とは違う自分を演じてしまう可能性はあります。
それも無意識に。
怖いのは、それを続けているうちに、本来の自分が分からなくなること。
私自身もずっと「自分探しの旅」に出ていたように思います。
答えを外に求めてもがいて、もがいて、結局は自分の中にしか答えを見出せませんでした。
今は昔に比べればずっと「自分らしく」いられるようになりましたが、
それでも時々「自分でない誰か」になろうとしている自分に気がつきます。
つい最近もそんな自分に気づいて、思いっきり吹き出しました。
自分で自分を笑い飛ばして、とても心は軽やかです。
あなたは、誰でもない本当の「自分自身」でいられていますか?
それではまた!
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