Blog Category:  Coaching

ブログの中から「Coaching(コーチング)」に関する記事を集めています。

各原理原則のタイトルの変遷

こんにちは!
ライフ・コーチの土方奈々絵です。

  

前回のメールニュースでは「引き寄せの原理原則」の足跡についてご紹介しました。

 

その際、

>「引き寄せのプログラム」はこうしたサービスの移り変わりの中でも引き続き提供され、

>コーチヴィルでは2008年には自己学習プログラムのコンテンツとして提供されていました。

>今でも28の原理原則がHPに紹介されていますが、現在はプログラムやそれに準じる形では提供していないようです。

と書きましたが、

自己学習プログラムの紹介ページが今でも存在しているなら、と

アメリカのコーチヴィルにプログラムを購入できないか問い合わせしたところ…

 

なんと!「The Attraction Program」を購入することができました!

 

28の各原理原則について学べるだけではなく、

「Attraction Principles」に関するヒントが40項目もあります!

そして、いずれもものすごい情報量です。

さすがトマス!

 

すべて英語ですがこれから頑張って読んでいきますので、 

またいろいろとご紹介していけたらと思います!

 

 

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今回は、各原理原則のタイトルの変遷について。

 

本として出版されている本として出版されている『The Portable Coach(1998)』と

『The 28 Laws of Attraction (2007)』は、原則、内容は一緒です。

だからもちろん、原理原則そのものの表記は一緒です。

 

しかし、コーチヴィルの「アトラクション・プログラム」では

一部原理原則のタイトル表記が変わっているものがあります。

また、1998年のトマスのオンライン・ノートの記事をもとにしている

(前回ご紹介した)ジュリア・スチュアートの「アトラクションeコース」でも

既にいくつかタイトルが変更されています。

 

そこで、下記に一覧にまとめてみました。

 

 

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The Portable Coach(1998) /
The 28 Lows of Attraction(2007)
Free 28 Principles of Attraction 10-Week eCourse by Thomas Leonard (Edited by Julia Stewart/by 1998 online note) The Attraction Program
(2008 CoachVille版)
Step1. 信じられないほど自分本位になる / Become Incredibly Selfish #1 Become Incredibly Selfish. 1. BECOME INCREDIBLY SELFISH.
Step2. 未来から自分自身を切り離す / Unhook Yourself from the Future #2 Unhook yourself from the future. 2. UNHOOK YOURSELF FROM THE FUTURE.
Step3. すべての出来事に過剰に対応する / Overrespond to Every Event #3 Over-respond to every event. 3. OVER RESPOND TO EVERY EVENT.
Step4. すべての領域で莫大な蓄えを築く / Build a Superreserve in Every Area #4 Build Reserves In All Areas. 4. BUILD A SUPER RESERVE IN EVERY AREA.
Step5. そうする喜びのためだけに付加価値を与える / Add Value Just for the Joy of It #5 Add Value Just For the Joy Of It. 5. ADD VALUE JUST FOR THE JOY OF IT.
Step6. 他の人に奥深く影響を与える / Affect Others Profoundly #6 Affect Others Profoundly. 6. AFFECT OTHERS PROFOUNDLY.
Step7. 自分の才能を恥じることなくマーケティングする / Market Your Talents Shamelessly #7 Market Your Talents Shamelessly. 7. MARKET YOUR TALENTS SHAMELESSLY.
Step8. 自分自身にとってたまらなく魅力的になる / Become Irresistibly Attractive to Yourself #8 Become Attractive To Yourself. 8. BECOME IRRESISTIBLY ATTRACTIVE TO YOURSELF.
Step9. 印象的なだけのライフスタイルではなく、充実した人生を手に入れる / Get a Fulfilling Life, Not Just an Impressive Lifestyle #9 Get a Fulfilling Life, Not Just an Impressive Lifestyle. 9. GET A FULFILLING LIFE, NOT JUST AN IMPRESSIVE LIFESTYLE.
Step10. 控えめに約束し、すべてを届ける / Promise Little, Deliver Everything #10 Promise Little, Deliver Everything. 10. 約束したことを2倍届ける / 10. DELIVER TWICE WHAT YOU PROMISE.
Step11. 自分を前に吸引させる真空を創り出す / Create a Vacuum that Pulls You Forward #11 Create a Vacuum That Pulls You. 11. CREATE A VACUUM WHICH PULLS YOU FORWARD.
Step12. 遅れをなくす / Eliminate Delay #12 あらゆる形態において遅れをなくす / #12 Eliminate Delay In All Forms. 12. ELIMINATE DELAY.
Step13. パーソナルニーズを決定的に満たす / Get Your Personal Needs Met, Once and for All #13 Get Your Personal Needs Met. 13. GET YOUR PERSONAL NEEDS MET, ONCE AND FOR ALL.
Step14. 細部での成長をやりがいにする / Thrive on the Details #14 Thrive On the Details. 14. THRIVE ON THE DETAILS.
Step15. 何事も我慢しないようにする / Tolerate Nothing #15 Tolerate Nothing. 15. TOLERATE NOTHING.
Step16. あなたの喜ばせ方を他の人に示す / Show Others How to Please You #16 Show Others How To Please You. 16. SHOW OTHERS HOW TO PLEASE YOU.
Step17. 自分の最たる弱みを認める / Endorse Your Worst Weaknesses #17 Endorse Your Worst Weakness. 17. ENDORSE YOUR WORST WEAKNESSES.
Step18. 自分自身を敏感にする / Sensitize Yourself #18 Sensitize Yourself. 18. SENSITIZE YOURSELF.
Step19. 環境を完璧にする / Perfect Your Environment #19 Perfect Your Environments. 19. PERFECT YOUR ENVIRONMENT.
Step20. 必要以上に人格を高める / Develop More Character than You Need #20 豊かな人格を高める / #20 Develop Ample Character. 20. DEVELOP MORE CHARACTER THAN YOU NEED.
Step21. 現在が本当にどれほど完璧であるかを見る / See How Perfect the Present Really is #21 現在にある完璧を見る / #21 See Perfection In the Present. 21. SEE HOW PERFECT THE PRESENT REALLY IS.
Step22. 無条件に建設的な人間になる / Become an Unconditionally Constructive Person #22 無条件に建設的でいる / #22 Be Unconditionally Constructive. 22. 無条件に建設的になる / 22. BECOME UNCONDITIONALLY CONSTRUCTIVE.
Step23. 価値に基づいて適応する / Orient Yourself Around Your Values #23 Orient Around Your Values. 23. 専ら価値に適応する / 23. ORIENT EXCLUSIVELY AROUND YOUR VALUES.
Step24. すべてをシンプルにする / Simplify Everything #24 Simplify Everything. 24. SIMPLIFY EVERYTHING.
Step25. 特殊技能を極める / Master Your Craft #25 Master Your Craft. 25. MASTER YOUR CRAFT.
Step26. 真実を認識し、伝える / Recognize and Tell the Truth #26 Recognize and Tell the Truth. 26. RECOGNIZE AND TELL THE TRUTH.
Step27. ビジョンを持つ / Have a Vision #27 Have a Vision. 27. HAVE A VISION.
Step28. 本物であり、人間らしくある / Be Real, Be Human #28 Be Real, Be Human. 28. より人間らしくある / 28. BE MORE HUMAN.

 

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変更があったと言っても、微妙な違いのものがほとんどなのですが

「Step10. 控えめに約束し、すべてを届ける」→「10. 約束したことを2倍届ける」は

ニュアンスがかなり変わりますよね。

9月のEMC勉強会(オンライン)でちょうどこのステップを扱うので、

非常に興味深いディスカッションポイントになりそうです。

 

なお、「アトラクション・プログラム」は

”Copyright 1997 by Thomas Leonard and 2006 by CoachVille LLC.” とあります。

トマスが他界したのは2003年、タイトル改編がいつ、どのような理由で行われたのか、

その際トマスがどこまで関わっていたかは不明です。

ただ、ジュリアの「アトラクションeコース」はトマス自身が1998年に書いたものを引用しているので、

トマスの存命中から既にタイトル変更は検討されていたと思われます。

 

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ちょっとしたことではありますが、

タイトルの変遷も原理原則のニュアンスを理解する手助けになればと思い、ご紹介しました。

 

 

 

 それではまた!

 

 

 

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「引き寄せの原理原則」の足跡

こんにちは!
ライフ・コーチの土方奈々絵です。

  

皆さん夏休みはどのようにお過ごしですか?

私は「28 Principles of Attraction(28の引き寄せの原理原則)」について改めて調べています。

 

トマス・レナードがアメリカでコーチングを始めて30年以上、

今でもコーチングは進化し、発展していることはとても素晴らしく、喜ばしく思います。

と同時に、本当にコーチングと言えるのか疑わしいものがあるのも事実で、

私たちは何かを見失っていないか、基本に立ち戻ることも大事なのではと思っています。

 

「引き寄せの原理原則」はコーチングの1つの領域として今でも十分活用できる、素晴らしい知見です。

ところが、残念なことに日本ではあまり知られていないし、情報も多くありません。

英文資料から情報を掴むのはちょっと大変だけど、いろいろなことが分かっておもしろい!!

 

そこで、今回は「引き寄せの原理原則」の足跡について、わかったことをシェアしたいと思います。

 

 

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トマス・レナードはもともと会計士の仕事をしていましたが

顧客が単にお金以上のもの、人生をより良くすることを求めていると気づき、

様々な試みの中でコーチングを形作っていきました。

 

トマスは1988年に、価値ある人生と仕事を作るための「デザイン・ユア・ライフ」というコースを開設し、

1992年には「Coach University(コーチ・ユニバーシティ/CoachU コーチ・ユー/

電話のテレクラスでトレーニングを行う最古のプロ・コーチ養成機関)」を創設しています。

 

このコーチ・ユニバーシティの創設期(1991年~1997年)では、

「Clean Sweep Program(一掃プログラム/4つの重要な領域で人生を一掃し整える)」

「Personal Foundation Program(パーソナル・ファウンデーション・プログラム/自己基盤を整える)」

「Coach Training Program(コーチ・トレーニング・プログラム/CTP/コーチの養成プログラム)」等が開発されました。

これらをさらに発展させた次の段階のプログラムが「The Attraction Program(引き寄せのプログラム)」です。

 

そして、その内容を「28 Principles of Attraction(またはAttraction Principles 引き寄せの原理原則)」として

本にまとめ、1998年に出版したのが『The Portable Coach(ポータブル・コーチ)』です。

謝辞にも、「引き寄せのプログラム」として実施していた内容からこの本が出来上がったと書いてあります。

 

トマスは『ポータブル・コーチ』が発刊される前の1996年にコーチ・ユニバーシティを売却、

インターネットの可能性に着目して、ネットを使った事業・サービスを展開していきます。

1998年には「TeleClass.com(テレクラス・ドットコム)」を開設し、

電話とRealAudio(音声ファイル)で1週間に100以上のコーチング・クラスを配信しました。

2000年にはデイブ・バック氏とともに「CoachVille(コーチ・ヴィル/コーチ向けオンラインコミュニティ)」を設立、

ここでもオンライン・コーチング・トレーニング・プログラムを提供しています。

 

「引き寄せのプログラム」はこうしたサービスの移り変わりの中でも引き続き提供され、

コーチ・ヴィルでは2008年には自己学習プログラムのコンテンツとして提供されていました。

今でも28の原理原則がHPに紹介されていますが、現在はプログラムやそれに準じる形では提供していないようです。

ネットを検索してみると、他にもこの原理原則を謳っているコーチがいますが、数は非常に少なく、

2003年にトマスが他界した後、「引き寄せの原理原則」も次第に次の発展段階に進化していったのではと思っています。

 

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さて、トマスが他界した後の2007年、

前述の『ポータブル・コーチ』が『The 28 Laws of Attraction(28の引き寄せの法則)』として出版されました。

この本は文中の固有名詞「コーチ・ユニバーシティ」が「コーチ・ヴィル」に置き換えられているだけで、

実質的な内容は『ポータブル・コーチ』と変わりません。

アマゾンでは『28の引き寄せの法則』はKindle版でも購入できるので、今でも一定の購読者数がいる可能性があります。

 

ちなみに、改訂版のタイトルでは「Laws(法則)」となっていますが

トマスは文中を始め一貫して「Principles(原理原則)」という言葉を使っています。

私の推測ですが、その前年にロンダ・バーンの『The Secret(ザ・シークレット 邦訳は2007年出版)』が発刊され、

ブームになったことからタイトルに「Laws of Attraction(引き寄せの法則)」という言葉を使ったのではないかと思っています。

 

日本では堀紘一氏が2001年に『ポータブル・コーチ』の翻訳本『いつも「いいこと」が起きる人の習慣』を出版し、

その後も2005年、2009年と2回改訂版を出しました。

コーチではなく経営コンサルタントという立場で訳しているためか、一見、成功哲学の本のような内容です。

コーチング特有の要素(ニーズ、価値など)はごっそり省かれているので、

翻訳本ではコーチングと引き寄せの原理原則を深く理解するのは難しいのではと個人的には思います。

 

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トマス・レナードは他にも国際コーチング連盟を立ち上げるなど、

コーチングの初期の発展に欠かせない人物で「コーチングの父」と呼ばれています。

2005年に行われたアメリカのコーチに対する調査でも、

「コーチングに最も影響を与えた人は?」という質問で1位に輝きました。

 

それくらいアメリカでは有名なのに、日本でトマスのことが知られてないのはとても不思議ですよね…。

さらに、「コーチングの父」と呼ばれる人の本が翻訳されているにもかかわらず、

日本で「ポータブル・コーチ」とその訳本、「引き寄せの原理原則」が知られていないのは残念だし、もったいない!

この辺りは研究者魂が刺激されるところで、今後さらに調べてみたいなぁと思っています。 

 

 

 

さて、今回の内容はいかがでしたか?

「引き寄せの原理原則」の裏話的な内容ですが、興味を持っていただけたら嬉しいです!

良かったら、感想を教えてください。

質問も大歓迎です!

 

 

 それではまた!

 

 

 

【参考】

 

(書籍)

"The Portable Coach: 28 Sure Fire Strategies For Business And Personal Success"

Thomas J. Leonard (1998) . New York, Scribner(ハードカバー版)

 

"The 28 Laws of Attraction: Stop Chasing Success and Let It Chase You"

Thomas J. Leonard (2007) . New York, Scribner, (ペーパーバック版/Kindle版)

 

「いつも「いいこと」が起きる人の習慣―自分を画期的に改善する21の法則」

トマス・レナード著、(堀紘一訳 2001). 東京,三笠書房

 

「「成功脳」に変わる本―チャンス、金、人間関係」

トマス・レナード著、(堀紘一訳 2005). 東京,三笠書房

 

「いつも「いいこと」が起きる人の習慣―自分を画期的に伸ばす19の法則」

トマス・レナード著、(堀紘一訳 2009). 東京,三笠書房/知的生きかた文庫

 

「コーチングのすべて」

ジョセフ・オコナー, アンドレア・ラゲス著,(杉井要一郎訳 2012)英治出版

 

「コーチング心理学概論」

西垣悦代、堀正、原口佳典編著 (2015). 京都, ナカニシヤ出版

 

 

(インターネット)

ウィキベディア(英語): https://en.wikipedia.org/wiki/Thomas_J._Leonard

 

コーチ・ヴィル(米国版/英語)Attraction Principles のページ : https://www.coachville.com/dotlrn/clubs/BC-Attraction

 

Amazon(The 28 Laws of Attraction) : https://www.amazon.co.jp/28-Laws-Attraction-Chasing-Success/dp/1416571035

 

School of Coaching Mastery(英語)

Free 28 Principles of Attraction 10-Week eCourse by Thomas Leonard (Edited by Julia Stewart):

https://www.schoolofcoachingmastery.com/28-principles-of-attraction-by-thomas-leonard

※今読み込んでいる英文資料はこれ。

 10週にわたってAttraction Principlesについての情報が詰まったメールレターが届きます。

 引き寄せの原理原則を理解する上でとても参考になります。

 

 

 

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原理原則を応用する

こんにちは!
ライフ・コーチの土方奈々絵です。

  

  

昨日7月31日はトマス・レナードの誕生日でした。

(もし彼が生きていたら、64歳の誕生日!)

 

仲間とトマスを題材にした勉強会を初めて開催したのが 2010年7月31日!

それ以来トマスの命日よりも誕生日の方が私の記憶に残っていて、私にとってはちょっと特別な日です。

ここ数年、7月31日は勉強会をする日にしていて、昨日もEMC勉強会を実施してきました。

 

勉強会の後、食事の席で改めて気づいたのですが

私は今も学生時代と同じことをしています!(笑)

 

高校時代、私は図書館で借りた『新編世界むかし話集』(山室静編)にはまりました。

世界各地の昔話はその地域独特のものもありましたが、話の構成などで共通点も見受けられることが興味深く

大学では昔話について、代表格の「グリム童話」について学びたいと思いました。

 

入学後、昔話を題材にした研究書を何冊か読みました。

心理学や社会学、文化人類学など、いろいろな領域の中で一番惹かれたのは、

耳で聞く物語から文字で読む物語に変わる中で生まれた、物語の語り口の違いに関する研究。

併せて、グリム兄弟が時代背景の中で意図的に昔話を改編していった経緯や理由に関する研究書も読み、

卒業論文では、グリム童話のドイツ語初版版と最終版を研究書の知見に基づいて比較分析しました。

 

今やっていることは…

コーチングという世界観にはまり、

コーチングに関する知見を得たくて様々な勉強会や活動に参加し、

そのうちコーチングの原点を知りたくなってトマス・レナードの原理原則に惹かれ、

原書を使って内容を理解し、実生活に応用しようとしています。

 

ね、一緒でしょ?

相変わらず研究者タイプかも(笑)

 

 

さて、昨日のEMC勉強会で全28ステップ中、ステップ24まで扱いました。

ここまで読み進めてきて、トマスのコーチングは「エネルギーのマネジメント」だと改めて思います。

 

どうやれば自分のエネルギーを最大に活かすことが出来るのか?

物が動く時に必要なのは、前に動くエネルギーを増やすことと、抵抗を減らすこと。

物理の授業で学んだこの法則が、まさに引き寄せの原理原則です。

 

この視点で各ステップを読むと、非常にわかりやすい。

例えば、エネルギーそのものを大きくするには自然と自分を方向づける価値や強みなどに注力する。

逆に、抵抗を減らす、つまりエネルギーロスを減らすには、ニーズや我慢を減らす、などなど。

「どうしたらエネルギーロスを減らして、エネルギーを大きくできるのか?」という思考パターンが身に付くと

引き寄せの原理原則を実践しやすくなります。

 

今回の「Step24. すべてをシンプルにする / Simplify Everything」も、エネルギーロスを減らすためのステップ。

色々なものでいっぱいいっぱいな自分にゆとりを持たせることで一旦は退屈な状況に感じられても、

散漫になっていたエネルギーが整い、平穏な状態でも充実感を得られるようになります。

 

これは少しずつですが私自身も体感していることです。

昔はコーチングに関することにあれもこれもと手を出していましたが、

今はトマスの原理原則を中心に活動するようになって、かなりシンプルになりました。

以前はエネルギーマネジメントが出来ていないので体調不良になることしばしば、予定のキャンセルは日常茶飯事!

今でもドタキャンしてしまうこともたまにはありますが、以前よりも格段に減りました!

 

 

あなたは「学習の4段階」をご存知ですか?

人が何かを学ぶ際に4段階あるという話です。

 

1)知らないしできない

2)知っているけどできない

3)知っているし意識すればできる

4)知っているし無意識にできる

 

ご自身のエネルギーマネジメントについて、あなたはどの段階にいるでしょうか?

少しでも4)に近づけるよう、サポートできたらと思っています。

 

 

  それではまた!

 

 

 

 

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ゆとりを持つためにパターンをシンプルにする

こんにちは!
ライフ・コーチの土方奈々絵です。

  

 

認知症だったお義母さまの『介護(の中でも特に生活のケアをすること)』は、

ある日掃除や洗濯をした形跡がないことに気づいたことから始まりました。

 

溜まった洗濯物を見かねて代わりに洗濯をしようとすると、「自分でやるから」と露骨に嫌な顔をされ…。

(とはいえ、そのまま忘れ去られてしまうので、洗濯物の山は増えるばかり)

お義母さまが週2日、半日ほどデイサービスで家を空けている間に私がこっそり家事をすることにしました。

 

正直、私は家事は得意ではないので、家2軒分の掃除と洗濯をやることに負担を感じていましたが

お義母さまのガス乾燥機を使ってみると、思いのほか洗濯物が早くしっかりと乾くことにびっくり!

それ以来私たちもガス乾燥機を使わせてもらい、洗濯の手間が楽になったことに大喜びしました。

 

 

ところが、その仕組みを回し始めてすぐ、今度は私が右腕を骨折してしまいました。

家2軒分の家事に3人分の食事のケアは、昼間仕事に出かけている夫1人ではとても回しきれず…。

私たちは家政婦を依頼することにしました。

 

驚いたのは、家政婦の皆さんが掃除も洗濯もお料理も、何の苦もなくサクサクやってくださること。

お仕事だから当たり前といえば当たり前なのですが、

家事が苦手な私からすると「すごいなぁ…!」と思うことしきり。

私自身の怪我が良くなってからも、お義母さま側の掃除や洗濯を引き続きお願いしたおかげで

心身共に楽に感じたのをよく覚えています。

 

 

トマスも自分がやるべきことを他の人に任せるよう勧めています。

  

「確かに、あなたは自分自身の家をきれいにすることができる。

何人かの人々はある家事が瞑想のようなものであることに気づく。

しかし、それらが創造的な時間にいくらかでも負担を掛けるなら、それらを外注しなさい。」

(「The Portable Coach」Step24. すべてをシンプルにする / Simplify Everything:No.9)

 

「ゆとりはあなたの進化にとって贅沢な付属品ではない―必需品である。」

(「The Portable Coach」Step24. すべてをシンプルにする / Simplify Everything:No.3)

 

 

さて、我が家では「洗った洗濯物を1つずつ手で拡げて干す」という複雑なパターンから

原則「洗ったら乾燥機に放り込むだけ」というシンプルなパターンに変わりました。

 

「ガス乾燥機」は我が家にはなくてはならない『必需品』となり、

夫とは「一度味を占めたら戻れない、堕落だね」と笑い合っていました。

ところが、仮住まい先で久々に洗濯物を1つずつ干すことになり、

改めてガス乾燥機のおかげで自分たちがゆとりを持てていたことに気づきました。

 

『ゆとり』を持つことの大切さを改めて実感し、

引き続き自分が持っているパターンをシンプルにして、ゆとりを増やしていこうと思っています。

 

 

もっとゆとりを持つために、あなただったらどんなパターンをシンプルにできますか?

 

 

 

 それではまた!

 

 

 

 

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どんな人生を生きている?どんなライフスタイルを楽しんでいる?

こんにちは!
ライフ・コーチの土方奈々絵です。

  

 

以前にも書きましたが、私たち夫婦は住まいをどうするか、昨年秋から検討してきました。

 

お義母さまと一緒に過ごす時間を大事にしたくて、主人の実家に住んでいました。

ところが、昨年5月に突然お義母さまが旅立って、介護を中心に回っていた生活が一変!

介護中は目の前のことにいっぱいいっぱいになっていて、

お義母さまが亡くなった直後は、今後の自分たちの人生をどうしていくのか、イメージが湧いていませんでした。

 

落ち着いてから取り掛かり始めたのが、住まいをどうするかという問題。

実家は築50年以上で、間取りやスタイルなど自分たちには合わないと感じる点がいくつかあり、

残念ながら私たちが一生住むのは厳しいな…と常々思っていました。 

また、このまま住み続けるにしても夫婦2人には広すぎるということもあり、

建て直すのか、手放してもっとコンパクトな家に移るのか、

色々と情報を集めて検討するところから始めました。

 

不動産屋から土地の売買について話を聴いてみたり。

タワーマンションに憧れて物件を見に行ったり。

住宅展示場に行って今の土地を活かした賃貸併用住宅を提案してもらったり。

建築家の方にワークショップをやってもらって、理想の家について考えたり。

 

「交通の便のいい場所に住みたい!」「天井が高くて日当りのいい家がいい!」などと考えながら取り組んだのですが、

この時参考にしたのが、「ポータブルコーチ」の

「ステップ9.印象的なだけのライフスタイルではなく、充実した人生を手に入れなさい」です。

 

 

 素晴らしい人生は魅力的だ ライフスタイルは大抵誘惑的だ

(「The Portable Coach」ステップ9.印象的なだけのライフスタイルではなく、充実した人生を手に入れなさい/副題)

 

ほとんどの人々は、自分たちの人生を本当には選んでいない―ただライフスタイルを選んでいるだけだ

(「The Portable Coach」ステップ9.印象的なだけのライフスタイルではなく、充実した人生を手に入れなさい/No.3)

 

たとえ他の人にとって普通でないことでも、自分にとって何が自然体なのかを識別しなさい

(「The Portable Coach」ステップ9.印象的なだけのライフスタイルではなく、充実した人生を手に入れなさい/No.4)

 

 

家というハードについて考えるので、

つい目に見えるもの、 条件的な要素(ライフスタイル)に目を向けてしまいがちでしたが、

「私たちはどんな『人生』を送りたいのか?」を2人で度々話しました。

それは、今の自分の生き方、時間の使い方、暮らし方を見つめ直す機会にもなりました。

将来やりたいこと、仕事、お金、大事にしたいことなど、今まで以上にに色々と話し合いました。

 

そうして、「2人のエネルギー・チャージができる家」というコンセプトが出来上がり、

自分たちが最も生きたい「人生」を送るのにふさわしい家として、

共通の趣味である音楽をテーマにした賃貸併用住宅を建てることに方向性が固まりました。

 

この結論に至るまで、また至ってからも紆余曲折ありましたが、

一貫して「どんなライフスタイルで暮らすか?」だけではなく

「どんな人生を送りたいのか?」を意識して検討することが出来ました。

今のところ、とても満足したプランになっていると感じています。

 

 

そして、あと2週間ほどで仮住まいに引越しとなりました。

新居ができるのは1年後、今からとても楽しみです。

私たちらしい生き方を体現できるはずですし、

それをお義父さま、お義母さまも喜んでくださっているに違いない、と思っています。

 

 

あなたはどんな人生を生きていますか?

そして、どんなライフスタイルを楽しんでいますか?

 

 

 

 それではまた!

 

 

 

 

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心が吸い寄せられるように動くのはどんな時?

こんにちは!
ライフ・コーチの土方奈々絵です。

  

 

コーチングの要素の中で、私が最も気に入っている概念の1つが「価値〔value〕」です。

 

人が行動を起こす原動力として、コーチングでは「ニーズ」と「価値」に着目します。

私が初めてこれらを学んだ時、それぞれ「ニーズのリスト」「価値のリスト」を使って、

自分が持つニーズや価値を確認するワークに取り組んだのですが、

似たような言葉が並んでいて、正直当時はこの2つの区別が良く分かりませんでした。

 

トマス・レナードはこの2つの概念を次のように定義しています。

 

価値とは、あなたが自然に引きつけられる活動やパフォーマンス、振る舞いである。

ニーズとは、あなたが最高でいるために持っていなくてはいけない資源や人々、感情、状況、環境である。

(「The Portable Coach」ステップ23.価値に基づいて適応しなさい/区別の仕方)

 

価値は努力をしたり、ゴールを設定したりしなくても、自然とそれをしてしまうもの。

価値に基づいて行動している時、ご機嫌だったり、ワクワクしていたり、輝いていたり、リラックスしたりしています。

価値で満たされた人生は最も自分らしくいられるし、本人が最も望む人生を送ることができます。

 

それに対し、ニーズは満たす必要があるもので、満たされないとイライラしたり不安になったりするもの。

飢えを満たすように、駆り立てられるように行動する感じがあります。

ニーズが満たされていればそれに突き動かされたり、ネガティブな感情に襲われることはありません。

 

価値が自然で健全な原動力だとすれば、ニーズは満たしてしまえばなくなってしまう非健全な原動力とも言えます。

ニーズではなく価値に基づくエネルギーを増やすことがコーチングにおける焦点の1つです。

(注:ニーズも必要なものなので、ニーズが原動力で動くこと自体がNGなのではありません)

 

 

さて、私自身もこのニーズと価値についてはまだ自己発見の途上にいます。

マイコーチとのセッションで自分自身のニーズや価値に焦点を当てるうちにわかってきたことは

まず自分の中にあるニーズを識別してそれをケアしないと、自分の価値を認識するのは難しいということです。

ニーズ(=欲求)が満たされていないと、それを満たすことの方に目が向きがちになりますし、

それに起因した不安定さ、イライラやネガティブな感情に囲まれていると

自分が価値を体現している(=ご機嫌だったりワクワクしていたりする)状態が起きにくかったり、

体現してもその状態を自分で実感することが難しくなるからです。

 

ここ数年、自分のニーズを意識し、ケアしてきたからか、

だんだんと自分の心の動きやエネルギーの感じに焦点を当てられるようになり、

自分の中にあるものが価値なのか、ニーズなのかを意識できるようになってきました。

 

トマスの言葉を訳す中でふと言葉のニュアンスが下りてきた時、

エレガントで洗練されたスタイルやあり方を感じる時。

広々として開放感のある空間に陽の光が満ちている中にいる時。

何か新しい出会いや体験に向かっている時。

相手とって何か大切なものを私に共有してもらえた時。

美しい音色の響きの中にいる時。

 

自分のエネルギーがふっと吸い込まれていくように動く瞬間を味わう時、

きっとそこに私の「価値」があるのだろうな…と思っています。

  

 

価値とは、あなたである。

(「The Portable Coach」ステップ23.価値に基づいて適応しなさい/区別の仕方)

 

心が自然と引き寄せられるエネルギーを発揮している姿こそ「その人」であるとし、

この原動力の概念を「価値〔Value〕」と名付けたトマスは凄いなぁと改めて感嘆します。 

 

 

 

あなたは何をしている時に心が吸い寄せられるように動くのを感じますか?

 

 

 それではまた!

 

 

 

 

 

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自信がない自分は魅力的でない?

こんにちは!
ライフ・コーチの土方奈々絵です。

  

 

今日は、自分でも書くのに「ちょっと勇気がいる」経験を書こうと思います。

 

以前にも書きましたが、私はずっと、自分に自信がありませんでした。

 

理由はいくつもありました。

まず、体力がなくて、身体が弱いこと。

毎月のように急に体調が悪くなって休んでしまったり、冬は風邪で3日間寝込んでしまったり。

みんなは毎日ちゃんと会社に来ているのに、自分はなんでこんなに身体が弱いんだろう…と思っていました。

人と同じようにできないのは、心が弱いからではないかと内心思っていました。

突然休むため、仕事にも影響が出て周りの方に迷惑をかけてばかりで、とても気が引けていました。

 

また、自分なりにお客様と関係を築きながら営業の仕事をしていましたが、

目標達成のために、トップセールスマンの上司のやり方を指導されました。

特に「戦略を立てる」のが苦手で、「上司のようにできない=自分は仕事が出来ない」と思っていました。

長期プロジェクトの契約が立て続けに実り、入社4年目で全社売上トップになったのに

「嬉しい!」と思うより、「来年から(契約になる案件がなくて)どうしよう…」と塞ぎ込んでいました。

 

プロジェクトが一息つく頃には、会社には行くけれどまったく仕事が手につかない状態に。

自分でもまずいと思って心療内科に駆け込むと、うつ寸前と診断され1カ月休職しました。

当時はうつになる人はまだ少なく、「私は心が弱い、ダメな人間なんだ」という自己認識に拍車がかかりました。

 

復職して事務系の仕事に転換するも、いたたまれない毎日。

これではいけないと、マーケティングに興味があったこともあり、PRコンサルタントに転職しました。

最初はよかったけれど、今まで以上に丁々発止のコミュニケーションを求められる仕事で、

1年くらい経ったある日、突然、まったく起き上がれなくなりました。

クビ同然で仕事を辞めさせられました。

この時は「本当に私はダメな人間なんだ…」と思いました。

本当に、自分自身にとって魅力的でない状態のどん底でした。

「自殺だけはするまい」と心に決めて、でも途方に暮れていたのを覚えています。

 

その後、派遣でいくつか事務仕事をしながら体調を整え、ご縁があって大学職員の仕事に就くことになりました。

目の前の仕事に取り組むことで少しずつ自分を取り戻していきました。

そして、人の成長、心理の知識、様々な考え方や視点に触れる機会があり、コーチングを学ぶようになりました。

自分自身を知る機会は増えましたが、自信がない状態は変わりませんでした。

 

自信のなさを感じなくなったのは、夫の関わりのおかげです。

コーチングを学び始めて数年、大学の仕事の傍らコーチとしても活動を始めました。

ところが、コーチとして人の話を聴くこと、セミナーでファシリテーションをすること、

何をやっても「上手くできている」と思えず、「コーチとして」の自信が持てませんでした。

そしてある日、また、まったく動けなくなってしまいました。

そんな自分が本当に嫌で嫌で仕方がありませんでした。

 

当時、夫とは結婚前で、デートでよく散歩に出かけていました。

「もうコーチを辞めようと思う」と私が切り出した言葉と表情に何か感じたのでしょう。

都内の広々とした公園を2人並んで歩きながら、彼は私の話をずっと聴いてくれました。

私は、これまで書いてきたような経験と、自分が「ダメ」である理由を延々と述べ、

いかに自分が「コーチに向いていないか」「ダメな人間か」について語りました。

2時間くらいは話していたのではないでしょうか。

話が落ち着いたところで、それまでずっと話を聴いていた夫がこういいました。

 

「そんな奈々絵だからこそ、コーチとして支援してあげられる人がいるんじゃないかな」

 

この一言がすーっと染み入りました。 

「そうか。私がやれることをやるのでいいんだ」と思いました。

自分についていた何かがさーっと落ちていくのを感じました。

 

その後、「自分がやれることをやる」をモットーとして、 やれることを1つずつやってきた結果、

今、こうしてみなさんにメールニュースをお届けしています!

 

 

2.他の誰かの期待に答えようとするのをやめ、自分自身の期待に答えようとし始めなさい

4.他の人とあなた自身を比べるのをやめ、自分自身の基準を識別し始めなさい

5.仕向けるのをやめ、人生が楽になるようにし始めなさい

9.誰かになろうとするのをやめ、まさしく自分自身でありなさい

(「The Portable Coach」ステップ8.自分自身にとってたまらなく魅力的になりなさい/各No.タイトル)

 

 

私の場合、これらのタイトル通り、

周りの人や成果にばかり焦点を当て、本当の意味で自分に焦点を当ててきませんでした。

ありのままの自分を見ようとせずに、自分を大切に扱ってこなかったということでもあります。

自分に自信が持てないということは、自分を好きになれないし、自分自身が魅力的に感じられません。

  

それに対し、彼が私のありのままを受けとめてくれたおかげで、

ありのままの自分を受けとめることとはどういうことなのかを体感的に教わりました。

彼は常に私自身に焦点を当ててくれ、自分自身を大切にするよう促してくれています。

これ以来、地に足がついた感覚があり、自信のなさとともにあった不安や恐れに襲われることはありません。

今の自分を好きだという感覚もあります。

 

 

最後に、トマスの言葉の中で最もお気に入りを紹介したいと思います。

 

 

「もし自分自身にとってたまらなく魅力的だと感じないなら、あなたはどうやって他の人を引き寄せることができる?」

(「The Portable Coach」ステップ8.自分自身にとってたまらなく魅力的になりなさい/サブタイトル)

 

 

 それではまた!

 

 

 

 

 

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相手の可能性を信じているか?

こんにちは!
ライフ・コーチの土方奈々絵です。

  

 

コーチングを学ぶ中で、素晴らしい考え方にいくつも触れてきましたが

その中の1つに「相手の可能性を信じる」という言葉があります。

 

人は元々完全であり、その時その人が何か問題を抱えていたとしても、その人自身が根本的に悪いということではない。

その人が目指しているもの、目標やゴールを達成する力は埋もれているだけ。

答えはその人の中にある。

 

などなど、こうした考え方に触れる度にワクワクし、コーチングに惹かれる気持ちを感じます。

 

 

国際コーチ連盟(ICF)が定めるコア・コンピテンシー(下記注)でも次のような項目があります。

 

・クライアントの新しい振る舞いや行動に、リスクや失敗への怖れが含まれていたとしても、クライアントを支え、継続的なサポートを提供している

 (B 関係性を共に築く/01.クライアントと共に信頼と安心感を作り上げる)

 

・クライアントの成功と、今後成長する可能性について祝福している

 (D 学びと結果を促進させる/02.行動のデザイン)

 

他の項目も、全体を通して「クライアントの可能性を信じる」という思考が背景にあると感じられます。

 

 

以前コンサルタントの仕事をしていた際、上司から「クライアントを疑え(=味方と思うな)」と散々言われ

「相手の言動には裏があるのではないか」「腹の底では何を考えているのか」と

考えようとして苦しくなって、精神的に参ってしまった経験があります。

だからこそ、こうした「人のいい面を見る(性善説)」というスタンスに惹かれるのかもしれません。

 

 

これらの考え方を素晴らしい!と思っていますが、実践するのは案外難しいと感じたことがあります。

 

大学に勤めていたとき、キャリア支援の部署に異動になりました。

既にコーチングを学んでいたので、その知見を活かして学生の就職相談に取り組みました。

 

少しして、特に大手企業を志望する学生の態度や意識の持ち方などのレベル感から

「(志望先に受かるのは)無理だろうな…」と思いつつ相談に乗っていることに気づきました。

自分でそのことに気づいた時、「学生を信じていないじゃない!」とひどく落ち込んだことを覚えています。

 

気持ちとしては信じてあげたい。

でも、明らかに身の丈を超えた志望先だし、どこから手をつけたらいいかというレベル感。

この状態でどうやったら学生を信じてあげられるのか…。

自分の中でモヤモヤしながら試行錯誤する時期が続きました。

 

結果は…時間が解決しました。

学生は就職活動を通してものすごく成長します。

大手はESの段階でNGだった学生が、中小の優良企業から「是非来てほしい」と内定をもらう。

相談中に不安からわんわん泣いていた学生が、落ち着き始めた途端に内定が出る。

3カ月前は挨拶もろくにできなかった学生が、就職先を決め、職員にお礼を伝えに来るようになる。

 

「『無理だ』と決めつけるなんて、なんておこがましいんだろう」と思うようになりました。

 

 

「彼らが出来ると当然のように思いなさい。

大抵は、彼らがその挑戦にどれほど上手く対応できたかに嬉しく驚かされることになる!

(中略)

間違いは大いなる教師であるが、人々は判断を下さない環境の中でさらに学ぶ立場にある。」

(「The Portable Coach」ステップ22.無条件に建設的な人間になりなさい/No.8)

 

 

今でも、正直に言うと、「(今のままでは)難しいかな…」と思ってしまうことは多々あります。

まだまだだな、と自分でも思いますが、前と違うのは

「この学生が成長できるよう、私が出来ることは何か」に焦点を切り替えることです。

ゴールに焦点を当てるのではなく、学生自身に焦点を当てる。

そうして関わっていけば、いつかはこの人は進化するのに最適なゴールに自ずと辿り着く。

「目の前の学生は成長途上である」と信じて関わり続けています。

 

同じように、 私自身も「成長途上である」と信じています。

 

 

あなたは目の前の相手をどのように信じて関わっていますか?

 

 

 それではまた!

 

(注)コア・コンピテンシー(核たる能力水準)

   プロコーチが持つべきアプローチやスキルについて、国際コーチ連盟(ICF)がまとめた世界的な基準。

   参照: http://icfjapan.com/competency

 

 

 

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自分が提供しているものは何?

こんにちは!
ライフ・コーチの土方奈々絵です。

  

平成から令和へと時代が移る大型連休、いかがお過ごしでしょうか?

かつて昭和から元号が変わる時、小渕さんが掲げる「平成」という文字を見ながら

「何かが変わるんだ!」と少しドキドキしたことを思い出します。

みなさまにとって、ますます素敵な時代になりますように!

 

 

さて、私が初めてトマス・レナードのことを知ったのは、2010年(平成22年)のことです。

コーチ仲間のKさんからトマスのセミナーを一緒にやらないかというお誘いを受けました。

Kさんはトマス・レナードが大好きで、仲間を募って『ポータブル・コーチ』の勉強会を開催し、

それを題材にしてセミナーを開いたことがありましたが、再度何かをやりたいと仲間を募っていました。

コーチングに惹かれていた深い部分はトマスに由来するらしいと知り、私は参加を決めました。

 

5年ぶりのセミナーの題材に選んだのは、トマスがコーチヴィルの同僚デイブ・バックと共に書いた

『Full Practice for Coaches(コーチのための完全な実践)』という本です。

プロのコーチとして実践すべきことが、20セクション、100レッスンにまとめられています。

この最初のセクション「自分自身と自分のサービスを知る」を扱いました。

 

 

セミナーで最も印象に残ったワークは、自分が提供している価値を他の人々に聞いてくる、というものです。

自分のクライアントや取引先などのお客様と個別に時間を取って、

「自分が提供しているものが何か」を聞いてくるという事前課題を出しました。

 

私自身も自分自身が提供しているものは何かを他のコーチ仲間に聞いてみましたが、

何人もの人に「ななちゃんには癒されるんだよね…」といったコメントをいただき、

予想外の方向性にびっくりはしたものの、数人の人に言われると妙に納得したのを覚えています。

 

 

ちなみに、私は学生の就職相談でも、学生にこれをやってみるよう勧めています。

自己分析の手法に「他己分析」という自分の強みや長所を他者に訊くというワークがあるのですが

それをアレンジして、ゼミやサークル、アルバイト先の仲間や先輩後輩などの第三者数人に

自分の特徴的なところを場面や状況、自分の言動なども含めて具体的に聞いてくるようアドバイスします。

学生に感想を聞いてみると、意外な自分を発見して自己理解を深めたり、

自己アピールに活用できそうだと感じてくれたりすることも嬉しいですが、

何より学生の自己肯定感が上がって、エネルギーが上がっている様子にこちらも嬉しくなります。

 

 

こうしてみると、ビジネスや仕事に限らず、

プライベートでも、日常の些細な場でも、人は自然と価値を提供しているのだと思います。

 

「もし自分が上手くできることについて気後れするなら、あなたはまったく魅力的ではない。」

(「The Portable Coach」ステップ7.自分の才能を恥じることなくマーケティングしなさい 副題)

 

そう、自分が提供しているものを理解し適切に扱うことは単に自分を売り込むためではなく、

自分自身をさらに発揮するためにとても重要で、より幸せを感じて生きていくために必要なことなのです。

 

 

さぁ、あなたも自分が何を提供しているのか、知りたくありませんか?

他の方はあなたが提供している「価値」をどのように表現してくれるでしょう?

 

 

それではまた!

 

 

 

 

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自分の中の負の感情に向き合うとどうなるのか

こんにちは!
ライフ・コーチの土方奈々絵です。

 

 

トマス・レナードは

「混乱した感情は強力で、教師として非常に有効である」(The Portable Coach: Step3導入部)と言っています。

 

自分の中に怒りや悲しみ、恐れ、モヤモヤなどの感情が起こる時、

その背後で何が起こっているのかを探っていくことは、自分自身をより深く理解する機会となります。

とはいえ、そうした「負の感情」に向き合うことは、とても辛かったり苦しかったり、

嫌な自分に向き合うことでもあるので、「避けたい」「見たくない」と思うのも無理はありません。

 

負の感情に向き合うにはどうしたらいいのか?

向き合って気づいたことをどのように活かしていくのか?
参考になればと思い、少し長くなりますが私自身の経験をシェアいたします。

 

 

 

ことの発端は、数人で「在り方」について話をしている時のことです。

ある方が、他の参加者の方の「在り方」についてネガティブな指摘をしました。

そのことがきっかけで、お2人が口論のような言い合い状態に陥ってしまいました。

 

その間、私はそれぞれの方に何が起こっているのかにアンテナを立てて話を聞いていました。

その中でお2人の「課題」と思われるものを感じましたが、

感情的になっているお2人の前でセンシティブな内容をフィードバックしてもご本人が受け止められるとは思えず、

かといってどのようにその場に関わっていったらいいのか、分からなくなってしまいました。

 

(私はここで「課題」という言葉を、「自分が進化するために取り組むテーマ」という意味合いで使っています。

「課題」という言葉に抵抗がある方は、ご自分に合う言葉に置き換えてお読みください。)

   

このように人が対立した時、それぞれの言い分に共感して混乱することが今までもあったことを思い出しました。

上手くお2人に関われなかった後悔、残念な気持ち、自分の不甲斐なさ、などなど

寝付けなくなってしまうほど心がざわめき続けたので、ここにある私自身の「課題」に対応すると決めました。

 

  

そこで、この経験から課題として自分が学ぶことをテーマに、マイコーチにセッションをお願いしました。

改めて、その時の自分の思考、感情、欲求(ニーズ)、行動に焦点を当てて振り返っていく中で、

ネガティブな感情を突き付けられるとショックで思考がフリーズすること、

冷静に客観的な立ち位置で関わろうとしていたつもりでも、
共感性の強みを発揮してお2人と一緒に揺れ動いていた自分に気づきました。

そして、今後同じような状況が起きた時に自分がどうあったらいいのか、

具体的にどう関わっていくことが可能かを話しました。

 

(「ニーズ(欲求)」とは、自分自身が最高の状態でいるために満たされなければいけないものです。

自分の存在を認めてほしいという「承認欲求」を例にとると、

満たされないととても苦しかったり辛かったりなど負の感情を持ち続けることが多く、

欲求を満たすために事件を起こすなど、行動の動機となり得るものです。)

 

 

そのセッションで色々なことが明確になったおかげで、一旦心のざわざわは落ち着いたのですが、

しばらくすると別のざわざわが起こってきました。

最初は他のことに集中して忘れようとしましたが、ふと気が付くとこのことを考えている自分がいます。
これはもう、心が結論を出すまで徹底的にこの「ざわざわ」に付き合ってみるしかないと思いました。

 

正直、このざわざわに付き合うのはとてもしんどかった…。

気分が上がらないのはもちろん、何をしていても自分のエネルギーがロスし、下がり続けるのを感じていました。

パフォーマンスが下がったことにも参りました。
引き続きよく眠れず、腰の強張りが痛くて仰向けになれず、以前痛めた膝の痛みもぶり返しました。
何より、自分の中のネガティブな感情に気づいて、自分の未熟さを痛感し痛さを何度か味わいました。

  

ターニング・ポイントは「(相手に)~してほしい」という思いがあることに気づいたことです。

「~してほしい」という表現は、まさにそこにニーズがあるということじゃない?

そう思って焦点を当てていくと、自分に「間違えたくない」というニーズがあることに気がつきました。

 

気づいた瞬間、身体の中心からスコンと何かが抜け落ちるような感覚を感じました。

そして、安堵の感情が沸き起こり、続いて目頭が熱くなりました。

手放したくても消えなかった心のざわざわが、すっと退いていくのがわかりました。

爽快な気分が戻ってきて、次第に体の不調も快方に向かいました。

 

  

以上が私の経験です。

自分のニーズに気づくことはとても難しいので、負の感情からニーズを実感できたことは大きな発見でした。

その後『自分の言動の中に「間違えたくない」と言うニーズがあるのでは?』というアンテナが立ち、

 日々の中で『あれ、これって「間違えたくない」ニーズに起因してない?』と気づいて噴き出すこと数回。
自分の痛いところを笑い飛ばせるようになって、進化のプロセスを一歩進んだように感じています。

  

このニーズをどう満たしていくかは次の課題です。

しかし、この経験から多くの学びを得て、自分の課題に向き合い通した充足感があります。

 負の感情は本当に豊かな学びの源です。

 

 

 

最後に、この経験をシェアするにあたって補足があります。

 

私自身が引き寄せの原理原則に沿って行動してみた結果、

以前より自分が心地よい状態(在り方)でいられるようになっているのを感じるし、

トマスの本の中で起こっていることが自分にも再現している実感があります。

 

だからと言って、みんなもこれをすべきだと言っているのではありません。

 

トマスが言っている進化とは、ダメな自分を改善することでも、より「良い」人間になることでもありません。

より心地よい状態で生き続けていけるような変化が自分自身に起きること、ただそれだけなのだと思います。

 

だから、自分の中の負の感情の中に、何か学びがあるのではないかと感じているなら、

トマスの原理原則が自分に活かせそうだ、自分に合いそうだと感じているなら、

ちょっと勇気を出して、この原理原則を上手く使って一歩踏み出すことで、

新たな発見を手に入れ、より居心地のいい状態を創り出す可能性があること、

つまり進化する可能性があることをお伝えしています。

 

 

 

そしてもう1つ。

ネガティブな感情はとても強力なので、扱い方を間違えるとかえって酷くなる可能性もあります。

 

だから無理をしないこと。

準備が整っていないのに見ようとしても、おそらく見ることはできません。

自分1人で何とかしようとしても、おそらく何ともなりません。

私のように、心から信頼のできる熟練したコーチ(もしくはカウンセラーなどの専門家)を活用することをお勧めします。

 

私も自分の負の感情にここまで向き合えるようになるまでかなり長い年月がかかりました。

1人1人に自分に合ったペースとタイミング、自分に合ったやり方があるはず。

それを見つけるために、私の経験が参考になれば幸いです。

 

 

 

それではまた!

 

 

(追記)このプロセスでは、トマスの引き寄せの原理原則の以下のステップを参考にしました。

Step1. 信じられないほど自分本位になる / Become Incredibly Selfish
Step3. すべての出来事に過剰に対応する / Overrespond to Every Event

Step6. 他の人に奥深く影響を与える / Affect Others Profoundly

Step13. パーソナルニーズを決定的に満たす / Get Your Personal Needs Met, Once and for All 

Step17. 自分の最たる弱みを認める / Endorse Your Worst Weaknesses

Step20. 必要以上に人格を高める / Develop More Character than You Need

Step21. 現在が本当にどれほど完璧であるかを見る / See How Perfect the Present Really is

 

 

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